「君のそばで会おう」

「君のそばで会おう」
1988.10.10 角川書店
風景写真と詩。これは私の本の中でいちばん売れたという詩集です。
「すこし遅れた時に私が あなたをつめたいと思い
 すこし遅れた時にあなたが 私を気紛れだと言った
私たちは結ばれない恋だった それをどうすることもできなかった」

カバーの言葉

私が、生きていく上で注意していることがもしあるとすれば、それは好きなものを好きでいることができるように生きているということです。いつでもその時好きと思うものに対して何の障害もなく好きでいられるように、自分の気持ちを邪魔するかもしれないものを無限の未来を縛るおそれがあるものを、心や環境の中に存在させないようにしています。残酷なことかもしれませんが、好きなものを好きでいるために、私にとって世界は一瞬一瞬が0からはじまります。