「食をめぐる旅」
- 2009.4.25 角川文庫
- いろいろなお店に行って食べ歩いた体験記。
「流れるように店から店へ おいしいものを求めて さまよいました
たくさんのお店に たくさんの料理があり たくさんの人がつどっている
みんな 何を求めて来るのだろう ここと他のところとは どう違うのだろう
何を食べても どこへ行っても 興味はつきません 味は記憶の中で花開きます」
メインが来た。
私のは野菜料理が5点ほど盛り合わせになってる。さっきのスガハラく
んの花ズッキーニがまたあった。
銀色「これ、またあるね。この姿、なんか女の子がどてんと寝てるみたい。
さっき私たちに食べられちゃったから、食べる?」
スガハラ「いや、いいですよ。もう。いっぺん別れた彼女みたいで」
銀色「女の子が寝てるよ。花になって。どてんと」
スガハラ「遠慮します」
ツツミ「じゃあ、私がいただきます」とサッと持っていく。
本文より
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