苦しくハアハア言いながら、１時間後にやっと到着。登りきったところは、狭い岩の上。向こう側が見えた。かなりの雄大さ。そこからインディ・ジョーンズみたいに岩の上を渡って、もう一ヶ所の岩の切れ目に着いた。そこでまた、岩に寄り添うサイケな写真。こんな人だと思われたらどうしよう......と言いつつ、思いっきり腕をのばす。
風がピューピュー吹いてきて、気持ちいい。
私「ちょっと！ここも相当、エネルギーが強いらしいけど、みんな、なんにも？」
兄妹「はい......」
私「七瀬には声が聞こえたらいしよ。内なる声が聞こえるって」
兄妹「.........」
私「私もぜんぜん。ただ、気持ちはいいよね。」
兄妹「はい」と、満足げ。

本文より